線路のレイアウト
ポイントのある複雑な所は方眼紙を用いて設計図を描きます。
横を 1 目盛り 0.95m、縦を 5 目盛り 25m にとります。
曲線は次の中のいずれかを使います。
ここで重要なのは曲線の後の線路の広がり具合 (傾き) です。
その傾きにするにはどの曲線を使えばよいのかをよく理解しておかなければなりません。
* 図の縦の 1 目盛りは方眼紙の 5 目盛りにあたります。
傾き 0.038 |
傾き 0.076 |
傾き 0.152 |
傾きは必ずしもどちらかが 0 とは限りません。
例えば次のような場合、曲線半径はいくつになるでしょう?
傾きが 0.076 から 0.038 になったわけですから、曲線によって変化した傾きは
0.038 - 0.076
= -0.038
傾き 0.038 の曲線は 3 つありますが、曲線長さが 25m なのでこの曲線は -658
となります。
もし、この半径では小さすぎると思ったら、曲線長さを 75m にして R1974 を使えばよいのです。
R1316 はこの位置関係では使うことができません。
そうすると x 座標が少し面倒になります。
どちらかの直線を延長して、それを基準に 0.16、0.63 とします。
このように曲線半径を決めながら設計図を描いていきます。
複線間隔は必ず 4 目盛り (3.8m) にしてください。ホームがある場合は 12 目盛り (11.4m) が適当です。
設計図が描けたら、次に他線の x 座標を求めます。
難しい計算式は必要ありません。目盛りの数に 0.95 を掛けるだけです。
ただし、先ほどの R1974 など端数がある場合は、それを加減する必要があります。
各線路 25m ごとに電卓をたたいてては日が暮れてしまうので、1/0.95 対応表、さらにはスケールを作ってしまえば楽です。
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