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空の路線データをつくる

シナリオファイルをつくる

Bve trainsim の シナリオデータは階層構造になっており、その最上位のファイルをシナリオファイルと呼びます。
シナリオファイルは、シナリオ読み込み時に一番最初に読み込まれるファイルです。
[シナリオの選択] ウィンドウに表示されるシナリオ一覧は、アドレスバーで指定されたフォルダーにあるシナリオファイルの一覧を表しています。

京成千葉線のシナリオファイルのあるフォルダーを開いてみましょう。

フォルダーの場所がわからない場合
[シナリオの選択] ウィンドウのアドレスバーの文字をコピーし、エクスプローラのアドレスバーに貼り付けて Enter キーを押します。

京成千葉線のシナリオファイル mackoy.Keisei が見えるはずです。

.txt とは?
ファイルの種類を表すためにファイル名の末尾に付けられるもので、拡張子と呼びます。
Windows の設定によって、エクスプローラーに拡張子が表示される場合とされない場合があります。
ここでは、拡張子が表示されない設定を想定して説明します。

それでは、新しいシナリオファイルを作成します。
mackoy.Keisei を同じフォルダーにコピーし、コピーしたファイルの名前を変更します。
ここでは "Tutorial" とします。

Tutorial をメモ帳などで開きます。
京成千葉線の内容が書かれているはずです。
以下のように書き換えてください。

BveTs Scenario 2.00
Title = 練習
Author = あなたの名前 (路線), mackoy & minatono (車両)
Image =
Route = Tutorial\Map.txt
RouteTitle = 練習線
Vehicle = mackoy.Keisei\K_SEI3500R\vehicle.txt
VehicleTitle = 京成3500形更新車

Comment = 練習。

1 行目はファイルヘッダーと呼び、このファイルをシナリオファイルとして認識させるために必要なものです。
2 行目以降の各設定値の意味は次の通りです。

Title:  シナリオのタイトル。
Author:  シナリオ作者。車両は京成 3500 形更新車を使うので mackoy & minatono を残します。
Image:  サムネイル画像ファイルへのリンク。ここでは何も設定しないことにします。
Route:  マップファイルへのリンク。マップファイルはこれから作成します。
RouteTitle:  路線名。
Vehicle:  車両ファイルへのリンク。車両は京成 3500 形更新車を使うのでそのままにします。
VehicleTitle:  車両名。車両は京成 3500 形更新車を使うのでそのままにします。
Comment:  シナリオの説明。

上書き保存します。

Bve trainsim の [シナリオの選択] ウィンドウを表示してみましょう (既にウィンドウが表示されている場合は一旦閉じてください)。
いま作成したシナリオが表示されるはずです。
しかし、マップファイルを作成していないため、まだ運転はできません。

マップファイルをつくる

マップファイルは、線路の配線、信号設備、風景に関する情報などを定義するファイルです。

それでは、マップファイルを作成します。
シナリオファイルに書いた通り (Route = Tutorial\Map.txt)、Tutorial というフォルダーの中に、Map というテキストファイルを作ります。
シナリオフォルダーに新しいフォルダーを新規作成し、名前を Tutorial にします。

Tutorial フォルダーを開きます。
テキストファイルを新規作成し (右クリックメニューの [新規作成] → [テキスト ドキュメント] をクリック)、名前を Map にします。

Map をメモ帳などで開きます。
以下の文字を入力してください。

BveTs Map 2.02
0;

1 行目には、マップファイルのファイルヘッダーを記述します。
2 行目については次のチュートリアルで説明します。

上書き保存します。
これで空の路線データができました。

試しに運転する

それでは、Bve trainsim で [練習シナリオ] を運転開始してみましょう。

まだ空の路線データなので、視界は真っ暗です。

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